ZEHビルダー（プランナー）って？

ZEHビルダーとは？

ZEHビルダーとは、ZEH（ネット・ゼロ・エネルギーハウスの略）を建てることを経済産業省に申請して登録している工務店やハウスメーカーのことをいいます。

ZEHを建築できるのはZEHビルダーのみ、というわけではありませんが、逆に、すべての会社がZEHの建築に対応できるというわけでもないのです。確実に、そして、優れたZEHを建てるために、ZEHの購入を検討しているエリアで、ZEH建築に対応しているZEHビルダーを探すことからまずはじめましょう。

ZEHプランナーとの違い

ZEHビルダーのほかに、ZEHプランナーという言葉もあります。

ZEHプランナーは主に設計事務所。ZEHビルダーは主に建設会社となっていて、事業者自身がどちらかを選択して申請します。ZEHを設計するのか、それとも建設するのかによってその名称を使い分けています。

ZEHビルダーの登録条件

ZEHビルダーとして登録されるためには、「SII 一般社団法人 環境共創イニシアチブ」に申請を行う必要があります。ZEHビルダーの登録要件は、下記の通りです。

• 「ZEH普及目標」をもっているかどうか

まず、2020年度までの各年度のZEH(ゼッチ)の普及目標を掲げなければいけません。

ZEH普及目標の建築件数の単位は、軒数、件数、戸数のいずれでもOKで、建築件数に含める対象については、受注、着工、完工のいずれでもOK。目標の単位と実績報告時の単位を同じものにするのがポイントです。

• 「ZEH普及目標」を公表しているかどうか

自社のホームページや、消費者の要求に応じて提示できる書類などで、「ZEH普及目標」を公表することが条件です。チラシ、facebookでの公表でも良いとされています。

• 「ZEH普及目標」達成のため、具体的な普及策をもっているかどうか

ZEHに対して目標を掲げるだけでなく、実際にその目標を達成するための具体的な方法を所持しているかどうかも審査の対象です。

• ZEHの実績を報告し、その一部を公表することに合意できるかどうか

前年のZEHビルダーとしてのZEH実績を報告しなければならない場合、報告事項の一部を自社のホームページや消費者の要求に応じて提示できる書類などで公表することに合意する必要があります。

• 経済産業省の所管補助金交付等の停止及び契約にかかる指名停止措置を受けていないか

経済産業省の所轄補助金交付などの停止、契約にかかる指名停止措置を受けている場合には、ZEHビルダーとしての登録を行うことができません。

参照元：環境共創イニシアチブ（https://sii.or.jp/zeh29/builder.html）

ZEH住宅で受けられる補助金制度を詳しく見る

ZEHビルダーの評価と基準

ZEHビルダー評価制度は、2018年から始まりました。ZEH仕様住宅の普及に熱い情熱を注いで取り組んでいる建築会社が一目で分かる制度です。

この評価は、あくまでもZEHビルダーとしての貢献度を見るためのもの。以下の項目をもとに、5段階で評価されます。

• 前年度の実績報告の提出
• 各年のZEH普及目標・実績の自社ホームページにおける公表
• 前年度における、ZEHビルダー/プランナーとしてのZEH（Nearly ZEHを含む）の建築実績
• 前年度のZEH普及目標の達成または年間供給戸数の半数以上のZEH（Nearly ZEHを含む）化の達成
• 1．実績報告におけるZEH（Nearly ZEHを含む）のUA値及びエネルギー消費削減率の分布の報告
  2・「2020年までに全物件へのBELS表示」を自社目標に掲げ、毎年度、BELS表示割合を自社ホームページにおいて公表・報告または国土交通省地域型住宅グリーン化事業における「BELS工務店」への登録
  1、2、いずれかを達成

参照元：環境共創イニシアチブ（https://sii.or.jp/meti_zeh03/uploads/R03ZEH_builder_kouboyouryou_0730.pdf）

まとめ

以上のように、ZEHビルダーとZEHプランナーの違いなどをまとめてみました。ZEHのメリットを最大限に引き出すためにも、しっかりとした知識を身に着けておきましょう。

当メディアでは、仙台エリアのハウスメーカー・工務店情報を調査し、その中でも国が保証・推進している「長期優良住宅対応」・エネルギー効率に優れたZEH対応住宅の「ZEHビルダー最高評価★6認定」に着目し、おすすめの3社をピックアップしてご紹介しています。

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