家を建てるときにかかる初期費用

土地代編　～土地を買うために必要な3つの諸費用とは～

家づくりを計画する際、まず最初に「どこで建てる？いくらの土地を買う？」を考える人も多いはず。しかし土地なんて一生に何度も買うものではありませんので、土地を購入する時にしか聞かない用語も沢山あります。あらかじめ確認しておきましょう。

新築戸建ての場合、純粋な土地代金の他にかかる費用は主に「印紙税」「仲介手数料」「不動産登記業務を行う司法書士へ払う代金」の3つがあります。以下で詳しく見ていきましょう。

①印紙税

土地の契約時に作成する「土地売買契約書」にかかる税金です。

・契約書の記載金額500万円超1000万円以下　→　印紙1万円

・契約書の記載金額1000万円超5000万円以下　→　印紙1万5千円

参照元：国税庁 不動産売買契約書の印紙税（https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/inshi/08/10.htm）

②仲介手数料

個人で売買する場合には発生しませんが、不動産会社を通して土地を購入した場合にかかるお金です。

多くの場合、土地の代金に比例して何パーセント、と手数料も上がるため、事前に確認しておくのがベターでしょう。

③司法書士に払う代金

司法書士事務所によって値段は異なります。

また、不動産登記する土地の面積によっても差がありますので、必ず見積もりを取って確認しましょう。

建物代編　～建物の代金だけではない！付帯工事費用～

家と土地はセットで買うことも多いですが、無事に土地の購入が決まると、次に考えるのは一番大事な「家」そのものの値段です。

新築戸建ての場合、建物だけの値段に加えて工事費などの付帯費用がかかることがほとんど。どんな費用が発生するのか頭に入れておくことで、精度のいいマイホーム計画が可能になります。

①仮設工事・基礎工事費

家を建てるための「工事」にかかる費用です。家の柱を建てるための穴を掘る地盤工事から、工事中の職人さんたちの仮設トイレ設置まで様々あります。

②内装、外装、設備設置費

壁紙を貼ったり、カーテンの取付工事をしたり、ガス、水道といったライフラインの導入工事も必要になります。屋根や壁の塗装も様々な種類があり、選ぶものによって値段も変わってくるので、予算と照らし合わせながら相談していきましょう。

③設計費

憧れのマイホームに住むために、間取りやデザインにこだわりたい方も多いことでしょう。特に注文住宅ではイチから設計士にお願いする場合、「設計費2回までなら無料、それ以降は有料」とするなど、施工会社によって規定はまちまちですが設計費がかかります。図面を起こすのもタダではできない技術です。

一方建売住宅など、あらかじめ間取りが決まっている商品関してはこちらで指定できるものも無いので、設計費用がかからなかったり、低価格に設定されている場合もあります。

また、規格住宅（企画住宅）などの間取りや内装をカタログから選んでいくスタイルの住宅商品でも設計費用を抑えられる場合があります。

その他編　～諸費用～

お庭がある場合は庭の整備をしたり、カーポートをつけたいと思っている方はそちらの費用もかかるでしょう。設備や機能によって、付帯費用はかさんでゆきます。

また、忘れてはいけないのは保険料です。地震、火災、水害等地域の実状に合わせて保険に加入することで万が一に備えましょう。保険会社によって値段が変わってきますので、信頼できる会社を選びたいですね。

まとめ

家を建てるために必要なお金は大きく分けて土地代＋建物代の2種類。そしてそれぞれの下記のような諸費用が付いてきます。

• 土地代　…　純粋な土地代金＋印紙税＋仲介手数料＋不動産登記代金 ほか
• 建物代　…　純粋な建物代金＋工事費＋内・外装費＋設計費 ほか

家づくりを計画する時は、純粋な土地と建物の値段ばかりに目がいってしまい、付属する費用は見落とされがちです。付属する費用は決して少ない額ではありませんので、これらを含めて予算を検討していきましょう。

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